本命になれる人となれない人。その違いを教えてほしい。
むかーし、そんなコピーを書いたことがある。
本命になれる人は、相手をまっすぐ見てる人。移り気な人でも、自分のことだけまっすぐ見てくるような人にウソつくのは後ろめたいから、まっすぐ感の足りない相手はあくまで『浮気』、自分のことを信じきっている、自分のことだけをまっすぐみてくる相手を『本命』にしがち。
本命になれない人は、自分自身のことすら信じられない人。自信なくて信じられないから、別に本命でなくてもいい、ってカッコつけたり、ひとりを真剣に好きになって失った時のダメージをこわがって気持ちの保険をかけたりして、結果、『お互い割り切ってるもんなー』『お前は俺じゃなくても大丈夫だろーなー』って言われてしまう。思われてしまう。。
私は本命になれない人として生きてきた。人生で1人だけ、すごく好きになった人がいたけど、その人のことが好きすぎて、あと、若かったからその人とだけ付き合うなんてなんかこわくて、相手は気づいていたかわからないけど、他の人とも付き合ってみたり、浮気したり、とにかく『彼のことだけをまっすぐ見ないように』してた。
その後、恐れていたように彼に他に好きな人ができて別れたけど、保険をかけていただけあって、それなりに立ち直った。誰のこともぜったいに本当に好きになんてなるものか。と思った、結果、あれ以来ほんとに全力で好きになることなんてない。このまま穏やかに死ぬことができる、と思ってる。
誰かの本命になんかならなくたって、そこそこならしあわせになれる。でも四十路になって思うのは、あのときみたいに絶望的に誰かのことを好きになって、なにも手につかないみたいな経験をもう一回くらいしてもよかったのかな。とか。。
穏やかに死ぬことが目的だったわけじゃないのにね。いつのまにかそれが目的だったかのように、心に波風を立たせずに生きてる。
あかーん。